ベンチャー投資のノウハウや経験などに思ったこと
- 歴史は繰り返す
- 何でもそうだと思いますが、慣れていないときにやると失敗することが多い。自転車に最初から乗れる子供はなかなかいない。ピアノをはじめていきなりショパンを弾ける子供は(おそらく)いない。
- 経験がないときは、「仮説」を立て、こうなるだろうとかこうなるはずだ といったこと。「仮説」と「検証」を繰り返すことで「経験」や「ノウハウ」になる。
- 上記のように「仮説」がないとか、「仮説」が浅いとかそういうレベルではいくらやっても経験にならない。
- Detail が重要
- Apax Partners の創業者のアラン・パトリコフ氏から学んだことは、「神は細部に宿る」のように「真実は細部に宿る」ということだ。 投資用のメモも細かいところをしっかり読んで質問する。
- 細部をしっかり見て、仮説を積み上げることが重要だ
- 雑談の中でいろいろなことがわかるし、理解するように心がけることが重要
- 原因 と 結果 の重要性
- なぜ、経営チームにこの人を採用したのか? とか、 株式の持分がどうなっているのか? とか、 社員の採用した理由は何か、 などから、経営者の考え方とか、性格とかわかる。
- いろいろと仮説が浮かんでくると、こう質問したら、こう答えるだろう とか、こういう行動するだろう とか仮説を立て、実際に検証してみる。 経営者などの考え方を理解をすることが、 結果としてベンチャーキャピタリストとしての役割を決めることになる。
スキルとしては財務分析とか、資本政策だとか、 本で読めばわかるようなことはそんなに重要ではない。 やればできる。 ここでは「差」は生まれない。 どの投資案件のメモをみて、この会社は素晴らしいの投資したい といったものでであるが、実際に成功するのは少ない。 投資のメモを書くこととかまとめることに本質的な価値はない。
実際に大きな差をわけるのは、細部へのこだわりや理解。
投資の場合、どうしても払込のタイミングなど時間が限られたり、投資金額が小さい場合、交渉力がなくて、十分な時間をとってもらえない といったことがあります。 自分自身、十分じゃなかったと思うこともあり、 反省しているところもあります。