最近、香港・シンガポールなど海外の投資家に会う機会が多く、いろいろとな意見を聞く機会がある。 どんなところに最近投資したんだ ?とか どんな風にアセットアロケーションを考えているのか?といったことです。
アジアという地域で、アセットクラスを分けると、バイアウト(ラージ、ミッドとか区分あり)、ベンチャーキャピタルなどがある、 「日本」の「ベンチャーキャピタル」の注目している海外の投資家はまったくといってよいほどいない。
ベンチャーキャピタルで注目しているのは「中国」「インド」の2つである。 日本に関して質問されるのは、「なぜ、日本のベンチャーキャピタルはリターンが低いのか?」という質問だ。お前はどう思うんだ? という質問される。 残念ながら、海外の投資家と接したことがあるベンチャーキャピタリストとはあまり日本にいないのではないかと思います。 直接接すると根本的な考え方が変わります。
他の地域やアセットクラスと比較し、注目されていないというのは、海外からお金が流れてこないことになる。 かといって日本の金融機関や投資家が「日本」の「ベンチャーキャピタル」に投資するのか?という点に関しては、 結局 「お金」は世界を動くので、日本の投資家も「インド」や「中国」のベンチャーキャピタルに直接投資してもよし、 そのようなファンドに投資しているFund of Funds に投資するといったことになるだろう。
では、我々はどんな説明をするのか? という点ですが、データとか示して説明します。
日本の新興企業やネット企業の時価総額ランキングを見ると、1位がヤフージャパン、2位が楽天、3位・4位はDeNA とグリーがせっていて、5位がカカクコムといった順番だ。
どれもコンシューマー向けのネット・モバイルサービス企業である。 特徴は成長率の高さと利益率の高さである。
世界第二位の経済規模、 モバイルインフラの発達など、上記の結果はまぐれではなく、妥当な結果である。 このセクターで勝負すれば世界的に見ても素晴らしいベンチャーキャピタルになれるという説明をしています。 そして、IVP Fund は成長著しい中国のモバイルセクターなど同様のセクターにも50%程度投資を行います。いろいろと仕込んでいる案件もあって、その説明とかもするようにしています。
インターネット、モバイルの領域はまだまだ成長します。 この分野で勝負し、世界的に評価されるベンチャーキャピタルの仲間入りをするのが当面の目標です。
まずは一歩一歩実績をつくって、前身あるのみです。