よく「原点に戻る」ということの大切を聞くことが多いが、実は何がそもそも「原点」なのか?といったことを考えることが大切ではないかと思います。
最近、VC業界の忘年会(パーティ)で、あすかアセットマネジメントの谷家さんと話していて、気づいたことがありました。 独立後、谷家さんに半年に1回くらいのベースで現状報告をして、あれこれご意見をなど伺っていた。 VCファンドなど最初の20億円を集めるのが非常に大変であるなど、ご自身が独立されたときの苦労話など伺ったりしていた。
独立直後に谷家さんに言っていたこととしては、「セコイアキャピタルやKPCBのようなVCファームをつくりたい」と言っていたことだ。 感想としては「夢がある若者だ」ということだったそうだ。つまり、実現が難しいことを言っている若者である とも思ったそうだ。
当時はセコイアキャピタルとかKPCBは名前とかどんなファームかということは知っているが、実際にセコイアとかKPCBの人と会って話したこともなかった。 不思議なことだ。 VCファームを立ち上げたい、ベンチャーキャピタリストになりたい と思う「原点」となるようなことなのですが、よくよく考えると、大学生のときにインターネット市場が立ち上げり、シリコンバレーは活況を呈していた。 日経ビジネスなどの雑誌や新聞ではシリコンバレーの特集があり、その中にはKPCBのジョン・ドーアなどのベンチャーキャピタリストの特集もあった。 こんな仕事があるのか! と思った。 Alan Kay の言葉で、「The best way to predict the future is to invent it.」という言葉がある。KPCBのジョン・ドーアはよく言葉を引用する。 次によい方法は未来を創る人に投資する(支援する)ことだと言う。(If you can’t INVENT the future, the next best thing… is to FUND it.)
リーマンショックとか、日本のベンチャーの環境はよくない、機関投資家は誰も投資してくれない などなど外的な要因を挙げればキリがない。 自ら道を切り開く。
(高校時代のZ会とかに影響されているだけなのですが)There is a will, There is a way. という言葉が好きです。強い意志をもって頑張っていきたい。