いよいよ明日12月10日からIVS京都が始まります。IVS2012 Fall Kyotoという名称ですが、既に冬ではないか?といった疑問があるかもしれませんが、もともと11月の宮崎で開催していてそのときは「Fall」だったのです。そのまま京都に移転し、開催も12月の初旬になりましたが名称だけはそのまま。名残です。
IVSは12月10〜13日の4日間に渡る内容です。10〜12日が経営者向けのIVS。12日は25歳以下の大学生・大学院生を対象としたIVSウィンターワークショップです。
準備もなんだかんだで1年前から始まります。コツコツと下見とかしたり、企画を考えたりとすべての時間を楽しみ、学びになり、良い出会いになる場になるようにデザインしています。そしてしっかりオペレーションをするスタッフ体制や仕組み(運営マニュアル)を作りこんできました。
IVS自体は開催を重ねてきましたが、テーマを決めて取り組みをしています。
3つの大きな取り組みがあります。
1. 運営の「厚み」
ここ1−2年で大きく進化したのは運営の「厚み」です。学生向けのワークショップを開催するようになり、そこで大学生の方が登壇したり、運営を一緒にするようになりました。その結果、大学生の方の中から、IVSのスタッフとして参加したり、Launch Padに登壇する方がでてきました。Labit の鶴田さん、trippiece石田さん、早稲田大学の三好さん、Beartailの黒崎さん、そして今回Launch Padに登壇するmana.boの三橋さんといった方々です。こういった起業家精神あふれる若者のIVSの参加が運営の面でも「厚み」をもたらし、世代交代につながっていきます。
大学生向けのワークショップから原石を発掘し、それを伸ばすためのIVSやLaunch Padという場がしっかり出来てきたことが大きな成果だと思っています。
その一方、スタッフ参加しているメンバーもコミットメントも高く、この2年間でとれもレベルアップしました。Ginzamarketの清水さんや康さんなど一般公募から運営に参加したメンバーも充実していいます。
非常に良いメンバーに恵まれていると思っていまし、そのメンバーのためにも最高のものを提供するという強い気持ちで取り組むようになりました。
2. スピーカー・コミュニティの充実
今回、スピーカーなど「特別招待者」だけでも60名近くの参加となりました。
ネット業界を代表する経営者・幹部や注目されている経営者・幹部の方に登壇いただけるようになったのは、登壇して議論する意味のあるトピックを提供することと、お互い議論したいと思うような方に登壇することの2つが重要です。この2年ではその点のレベルアップしたと思っています。 ご多忙な経営者の方に年2回という短い時間ではありますが必ず参加したいと思うような場にすること。そして「場」にふさわしい企画やオペレーションを行います。 本気で取り組むと 本気で応えれてくれる。それが起業家のコミュニティではないかと思います。
このスピーカー・コミュニティをさらに充実するための工夫が年2回のティファニーで開催するパーティであるとか、IVS期間中のスピーカー対象との特別なパーティであります。
3. 起業家として生きる前に人として生きるということ
ここ2年で大きく変わったこととはネット業界で閉じたイベントではなく、ジャパンハートの吉岡秀人先生の講演を開催したり、ヒューマン・ライツ・ウォッチの活動を支援するチャリティーオークションを開催するといった活動を行なっています。金銭的なし円ももちろん重要ですが、まず重要なのは活動そのものの認知です。IVSに参加するような大きな影響力のある経営者の方に認知を頂くだけも大きく変わります。
人の命とか人の心を救うということは何か?といったことや、自由と人権の大切さであるとか、起業家として生きる上での土台となるのは、まずは人として生きるということではないかと思います。 何のために生きるのか?といったことはとても大きく、深いテーマではありますが、そういったメッセージをしっかり発信していきたいと考えています。
今回はヒューマンライツウォッチの場合は、チャリティーオークションをメインのパーティで開催するとか、IVSのプログラム冊子に広告を掲載するといった取り組みをしていますし、今回のメインの司会は英語も堪能なヒューマンライツウォッチの吉岡さんとなります。
会社を創業するとどうしても目先のことを考えがちですが、大きな意味のあることとは何か?といったことを伝えていく場にもしていきたい と考えています。
来週はIVSとなります。この1週間は葛根湯を毎日2回飲み、体調をケアしていました。
ようやく本場となります。のべ900名以上の方にご参加いただく4日間はとてもプレッシャーのあるイベントです。そのプレッシャーを自分の成長の場としてとらえ、自分自信も意味のあるものにしたいと思っています。