投資先の資金調達の活動の支援を何度もやっていますが、一番重要なのはメンタル面のサポートです。資金が枯渇しそうなときの経営者のメンタル面は厳しいものです。実際に自分も独立した後ではファンド立ち上げるまでは費用が先行し、収入がないといった時期もあったので預金がどんどん減っていく・・・・みたいなときの心理状況は同じようなものでした。
常に前向きであり、サポーティブであることが重要です。独立したり、起業したりする経験がない投資担当になると逆にネガティブになったりとか、責任転嫁をしたりとか結構あったりするものです。
独立してVCファンドをやっていると、投資先の経営者に責任転嫁をしても意味がない。投資した責任は必ずある。その責任をまっとうするのみ。
前向き、サポーティブに考えていることがまず重要であり、その結果 様々な可能性を探っていき、現実的な目標設定をしたり、戦術を変えたりすることでなんとかすることができます。
10億円とかドカンと集めることができるのはごく限られたスタートアップであり、他は粘り強くコツコツとやることではじめて実現できるものです。
資金が枯渇しそうになり、ヒヤヒヤしながら事業をする経験は実は一番大きな学びのある機会です。それは自分はサービスや社員を失いたくないとか大切なものは何か?ということを本当の意味で気づくことになるのです。 実はやりたいことではなかったとか、チームが悪いから失敗した とかといってやめてしまう人もいるかと思います。
資金調達でシビアな経験をすればするほど、資金調達をした後の飛躍をするものです。