イーアクセス社のポイズンピル(eAccess Rights Plan)に関して、決算発表プレゼンテーション資料に掲載されている。非常に参考になるので解説したい。
エーアクセス社のようにグローバルスタンダード経営をしている会社にとっては非常にプラスな仕組みだと思う。
①イーアクセス社の株主構成
現在、株主構成は以下のプレゼン資料の通りだ。パブリックカンパニーだ。 このような株主構成だと、当然ながら株価が低迷してきた段階で敵対的買収の脅威はでてくるだろう。通信業界は買収も多いし、可能性は多いになると考える。
②ポイントピル(eAccess Rights Plan)の仕組み
上記の仕組みのポイントは
・敵対的買収を避けるための、アナウンス効果や交渉力の向上を目的にしていること
・株主構成を考えると、客観的な取締役会の構成が不可欠。イーアクセス社はグローバル・スタンダーに添った取締役会構成になっていること。
である。 それを以下のチャートでファクトで説明している。 2000社以上、導入しているが、発動するケースは一度もないということである。 買収の乱用を避けるという意味で役に立っていると考えられる。 導入するにあたり、社外取締役が過半数以上は必須だ。単に導入するだけでは単なる保身であり、社外取締役過半数以上にして、公正な判断がポイントだ。