今後のベンチャーキャピタル産業の発展のために何が必要かを考えてみた。
もっとも重要なのは競争原理の導入だ。
VC業界は横並びだ。仲良しサークルといってもよい。みんなでシンジゲーションして、パイを分け合っている。 ベンチャー企業もあまり断ったりするケースは少ない。だいたい、一つの会社のシェアを少なくして、穏やかにまとめる。
なぜ、上記のようなことが起きるのか? それは投資担当者の目標は投資件数であったりするからだ。 何件投資するという営業目標がそれぞれの会社にあるから、融通しあうのも当然だと思う。
リターンを高くするとい目標を考えると、いい会社に独占的に投資するのが良いと考えるのが普通だ。つまり、他のVCと競争し、勝ち取るというのが、本来の姿ではないか? みんなと仲良く投資していたら、リターンも同じようになるのではないか?
競争すると、どんな付加価値を提供できるのか?といったような議論になり、VCのレベルが上がっていくと考える。 ベンチャー企業にとってはレベルを上がったほうが成功確率が高くなるわけだから、よいことだ。
単に、株価の吊り上げ合戦は意味がない。 付加価値で競争するのがよいと考えている。
もっと競争したら、よくなっていくと思う。独立系としてがんばっていきたい。