新聞を読み返して、思ったことを書きたいと思います。
会社の旬とは何か?
会社の「旬」とは何か? 結局のところ、市場の成長率 と シェア(競争優位性)で決まるものです。 業績が伸びるというのは、市場が成長しつつ、シェアも高めているといったことになります。(もちろん、市場が成熟化しても、シェアを伸ばす会社もあります。)
「旬」をすぎた会社、具体的にはニッポン放送の会社は成長はしていいないが、キャッシュリッチです。成長もしないので、株価は低迷する。お金はたまるので、PBRが1以下という状況になります。 そうすると、村上ファンドのようなファンドが株主になり、配当や自社株買い、そして社外取締役の選任を要求します。
結局、少し配当出したり、嫌々 社外取締役を選任します。選任された社外取締役はお飾り的な意味合いがあり、機能しないようになっていると思います。
上記のようなことがあるから、日経新聞の今回のような話になります。
私の考え方は、会社の旬 と 社外取締役は関係ない ということです。「旬」とは事業の成長性やシェアといった業績面での評価です。
また、社外取締役がいるような会社の経営者の質は低いといったことも馬鹿げた話だと思います。
逆の考え方ですが、よい社外取締役いる会社は、いい経営者・経営チームだと思います。
社外取締役の質が会社の評価になると考えています。 GEのボードメンバーをみるとわかりますが、優れた経営者が数多くの名前を連ねています。(社外取締役が多くいたらよいわけではないです。質を伴わない社外取締役は不要だと考えています)
ビジョナリーカンパニー2 等にありますが、偉大な会社をつくるには、優れた取締役会が不可欠です。取締役会でも特に社外取締役が非常に重要だと考えています。
日経新聞のようにビジネスマンが幅広く読むような新聞で、レベルの低い記事があるのは
どうかと思います。 磯崎さんや私のようなブロガーが主張すべきことを主張しなければいけないのだと思います。