ICCパートナーズ 小林雅のBlog

ＮＩＬＳ案内開始

ＮＩＬＳ招待メールの送信を開始しました。　招待リストは作成済み。参加する（した）方からの紹介で、新規招待者を追加しております。　まだ送信していない人もいます（事務的な都合。集中を避けるため）。

会　としても定着し、嬉しい限りです。　企画・運営を担当していますが、大変といえば大変ですが、さすがに慣れてきました。　

今回もかなり楽しみです。

投資家インタビュー

最近、ファンでレイジング（資金調達）活動をしているため、数多くの投資家（ベンチャーキャピタルファンドに投資するファンドや年金基金）の方とお会いします。

今日はファンズ・オブ・ファンズの方とお会いしました。　我々のファンドは誰でも投資できるわわけではなく、２０－３０社といった投資家が参加（投資）します。

ファンズ・オブ・ファンズの方と話していて面白いのは、他のファンドに投資している　ということです。同じようにインタビューし、関係を構築しています。　本日会った会社は、Index Ventures にも投資しているということでした。　情報交換すると、世界のいろいろなＶＣファンドの状況がわかります。　

ファンズ・オブ・ファンズは、投資家からお金を集め、ファンドに投資するという仕事です。いかに魅力的な”ファンド”（バイアウトファンドやＶＣファンド）と関係を構築し、投資できるか？というのがポイントになります。　　セコイア、ＫＰＣＢ、Ｉｎｄｅｘ　Ｖｅｎｔｕｒｅｓ　に投資しているファンドだれば、ものすごくリターンがでるわけです。Google や　Skype でファンド全体で１０倍以上になったりするものです。　ただ、そういう機会は限れた投資家だけ　ということになります。　投資するにしても、付加価値があるか？という点になります。

投資家はグローバルに存在し、　今後は　Ｉｎｄｅｘ　Ｖｅｎｔｕｒｅｓ　などトップＶＣとの連携もしっかりやっていきたいな　と思っています。　（昨日ブログにIndex の創業者は弊社の堀と同期と書きましたが、同じセクションメイトだそうです。）

インタビューは盛り上がりました。投資の話やＮＩＬＳの話　をいろいろお話しました。

個人的にはマンツーマンの英会話学校に通って、勉強していることもあり、　英語のインタビューでいろいろと話せると勉強にもあるし、　自分の成長も実感できるので楽しいです。
話すことは重要　と　つくづく思います。　

ＲＳＳマーケティングガイド

ＲＳＳビジネスが本格化！　ＮＩＬＳでもスピーチして頂いた片岡さん、田中さん、塚田さん　などの共著です。（ルート塚田さんから頂ました！　ありがとうございます！）

事例もわかりやすく、ＲＳＳビジネスを網羅しています。入門書として最適です。
個人的には田中さんがまとめているネット広告の発展の歴史　は整理されいて役立ちました（ＲＳＳとは関係のないところですが・・・）　

ＦＯＮ のディールの分析

”無線LAN共有プロジェクトFon、GoogleやSkypeも投資” 　のニュースが面白い。 見出しの通り、IT業界の方は、ＧｏｏｇｌｅやＳｋｙｐｅ　が投資した　ということがニュースなのだろう。

ベンチャーキャピタル的には、ちょっと違う見方だ。ラウンドをリードしたはIndex Ventures である。ヨーロッパのＮｏ１のベンチャーキャピタル　である。創業者は弊社の代表の堀とＨＢＳ時代の同期？で、いろいろと情報交換をしている（らしい。私は会ったことはない）。

以下、Ｉndex Ventures のニュースリリースより。

           

Index Ventures Leads €18M Investment in Wifi Company FON

      February 06 2006

      

FON, a company focused on creating a global network of shared Wi-Fi connections, has announced that it secured 18 million euros (US$21.7 million) in funding from Index Ventures, Google, Sequoia Capital and Skype. Index Ventures led the round.

（解説： Lead というのは文字通り、資金調達を取りまとめる　という仕事
です。Index Ventures は、Skype社などに投資し、成功を収めている会社です。　セコイアはシリコンバレーのＶＣ．Ｇｏｏｇｌｅの投資家（株主）です。今回、取締役に入っていないので、Ｉｎｄｅｘ　Ventures が完全にメインです。Ｇｏｏｇｌｅを含む、ＩＴ系企業との強いパイプを持つセコイアを仲間に入れたという感じなのでしょう。）

The company also announced that Danny Rimer (Index Ventures), Mike Volpi (Cisco) and Niklas Zennström (Skype) joined the board.

（解説：Mike Volpi って誰？と思う方もいますが、以前スコのＭ＆Ａ戦略の陣頭指揮をとった責任者だったことで知られるイタリア系アメリカ人。日本在住経験があり、日本語の話せる人です（伝聞）。 "アメリカを創ったベンチャーキャピタリスト”という本にも登場します。　ボードメンバーもかなり充実していますね。　Volpi 氏はIndex Ventures のアドバイザリーボードで、Index Venturesの
紹介でしょうか。）
 

Founded at the end of 2005 by entrepreneur Martin Varsavsky, FON's objective is to build a global Wi-Fi network with one million hot spots by 2010. FON's unique approach is to enable FON users, or 'Foneros,' to synchronize access points so they pay for one connection at home and have instant access to a global FON Wi-Fi network. This will allow anyone to access their favorite applications, such as Skype or Google Maps, on any device, anywhere, anytime. It provides an extensive network for ISPs to expand their reach globally. Developers will be able to create new technologies based on the open FON platform.

FON社の創業者のブログ も面白い。２０年間で５社の会社を成功に導いたシリアルアントレプレナーですね。

いつも海外のディールを分析したりすると、本当に面白い。　

Index Ventures の創業は１９９６年。グロービスがＶＣ事業を始めたは９６年。同じだ。、グロービス・キャピタル・パートナーズも１０年目を迎えた。　ワークスＡＰ，ＧＤＨなど良い会社に投資し、支援してきた実績がてきたが、　今回のＦＯＮ社の投資のような面白いレベルまでいたっていない。もっと頑張らないといけない。

今回、勉強になるポイントをいくつかあげると、
・Skype や　Ｇｏｏｇｌｅなど有名ＩＴ企業を巻き込んだラウンドをリードできること。これはIndex  Ventures の実績・信頼、そしての能力の高さになる。投資金額も大きい。
・　ボードメンバーにＳｋｙｐｅのＣＥＯ　や　Ｖｏｌｐｉ氏を連れてきていること。投資先のＣＥＯだったり、アドバイザリーボードのメンバーを投資先の社外取締役に連れてきているのだ。
・　シリコンバレーのトップＶＣであるセコイアを巻き込んだ投資。　技術的にはシリコンバレーが進んでいると思われ、現地に強いネットワークを持つＶＣが株主にいるメリットは大きい。　また、セコイアが投資するほど良い会社なんだ　とか信頼性が増している感じもする。

上記を踏まえ、
・弊社としてもアドバイザリーボードをしっかり構築していきたい！
・投資先との事業シナジーの追求や　投資先のＣＥＯを社外取締役になって頂くなど経営面でのサポートも獲得できるにしたい！

ということを地道にやっていきたいと思います。
もっと実力を付けるぞ！　ということで、今後も頑張っていきたいと思います。

ケンコーコム後藤さんが日経新聞夕刊に登場。

いつも公私ともにお世話になっているケンコーコム後藤さんが本日の日経新聞の夕刊に出ていました。　”あ、後藤さん　だ！”と妻と話ながら、読んでいたろころ、　爆笑したポイントがありました。　　

”（ラフな服装で通勤する姿は）若者と見間違えるほどだ”　

という表現。　　さすがに、見間違える　ことはないだろう・・・　と爆笑。
（後藤さんは３０歳後半のはず？）　　　老けている　というわけではない
ですが３０歳半ばには見えますよね。　

さて、後藤さん　そして、ＥＣナビ宇佐美さんとは、３月のオライリーのカンファレンスにいっしょに参加する予定です。　

日経産業新聞のシリコンバレー特集（ＶＣ特集）

日経産業新聞に　シリコンバレーの特集（ＶＣや起業環境）が掲載されています。
勉強になります。

・５４歳の大物ベンチャーキャピタリストが大学に通って情報収集にはげんでいる。次の投資分野を探すため。
・　ナスダックは新興企業のための株式市場ではない

ということでした　　ナスダックはハードルが高いとは思っていましたが、”新興企業のための株式市場ではなくなった”という現地の方のコメントは非常に面白いです。

あと、やはり大学の研究所の方など、いろいろと情報交換する必要性を改めて感じました。　私も　工学部出身なのですが、こんなところからベンチャーなんて生まれない　と思っていたタイプで、　今はどうなっているか　よく知りません。　いろいろ今年は取り組みをしていきたいと思います。

次回ＮＩＬＳそろそろ募集開始

５月開催予定の次回ＮＩＬＳですが、そろそろ募集開始します。　

まだセッション企画は半分程度しか埋まっていないのですが、焦らず良いセッションを提供したいと思っております。　

NILS New Speaker:サイボウズラボ畑さん内定

ＥＣナビ宇佐美さん企画のセッションで、サイボウズ・ラボ　畑さんがスピーカーとして内定しました。このセッションは楽天の吉田さんも内定しています。　残るはあと１名です。

楽しみです。

IBM社Grow Together OnlineにてinspirX製品情報が紹介されました。

ＣＲＭソフトウエア　”インスピーリ”が、IBM社Grow Together OnlineにてinspirX製品情報が紹介されました。

（注目）リサイクルワンの新卒採用

私の担当投資先企業のリサイクルワン社の新卒採用の案内です。　ベンチャー企業でも新卒採用は非常に重要だと考えています。特にリサイクルワンのような業界のパイオニアを目指そうとすると、　中途採用ではなかなか人材が不足する（業務的に新しい、ベンチャーだから　という理由）。　　２１世紀のビジョナリー・カンパニーを目指す上で、優秀な人材、それも若くて志の高い方に参加していただくのが非常に重要です。

さて、新卒採用はこちらのサイトをご覧ください。　リサイクルワンのビジネスはリサイクルビジネスに事業化を支援する　というビジネスや　環境対策といった土壌汚染対策やアスベスト対策といったソリューション事業　などを展開しています。　　

ちなみにリサイクルワンの木南氏は大学時代からの知人。取締役の本田さんは大学のサークル（ベンチャー支援関係）の先輩、　辻本氏もマッキンゼー関係で知り合いでした。
マッキンゼーを２年で辞めて起業し、ここまで成長してきました。　前職でハッチェリーというインキュベーション事業のサポートをしていたので、無料のオフィスなどを創業期に紹介しました。　　　

市場性、競争優位性、マネジメントチームのレベルに関しては我々の投資先の中でもトップレベルの会社です。　新卒採用だけでなく、中途採用の方々もぜひご検討頂ければ。
（なお、他のＶＣの方から問い合わせを頂くことがあるのですが、ＶＣからの資金調達
の予定はありません。　事業会社さんなどは接点がある場合は可能性ありです）

私はWeb 2.0 だけではありません！　　

（Ｗｅｂサイトに掲載されていますが、業績は以下の通りです）
　売上高(見込み) 830,000千円（前年比203％）
　経常利益(見込み) 75,000千円（前年比163％）
            

（社長のコメントです）

リサイクルワンが目指すもの

　就職活動中の皆さん、こんにちは。皆さんは、環境改善というと具体的に何を思い浮かべますか？ボランティアでしょうか。個人の意識でしょうか。法律の改 正でしょうか。環境課題は誰もが理解できる、「誰かが解決しないといけない課題」ですよね。でもほとんどの人が環境問題に向けて具体的に何をすればよいの か、なかなかイメージを持っていないのもまた事実です。また、環境ビジネス、という言葉の中身も一体何なのか、あまり知られていないと思います。

　そういった中、リサイクルワンは、環境改善を通じて社会貢献を実現するために設立されました。2000年にリサイクル法が施行されると同時にスタート し、廃棄物のリサイクルに取り組んで成長を続けています。社会が豊かになった今、我々人間はさらなる「よい環境」に住みたいと思っています。しかし、現実 はそうではありません。都会は騒音にあふれ、田舎に行って初めて空気がおいしいものであると感じることができます。

　リサイクルワンは、この先進国日本において、その「もっとよい環境」を創るために省資源、リサイクルに戦略的に取り組む環境ベンチャー企業です。我々は 30年後の日本の環境がもっと新しく、快適なものであってほしい。そう思っています。もし30年後にリサイクルワンによってその社会が実現されていれば、 我々は成功したと言えるのではないかと思います。マーケットは大きく拡大しています。我々は今から社会に大きなインパクトを与えようとしています。我々は 今、仲間を求めています。「環境」と「ビジネス」に興味がある皆さんは、この一大プロジェクトに参画してみませんか。

リサイクルワンに加わるということ

　リサイクルワンは、創業以来5年連続増収を達成しています。そして日々、環境改善による社会貢献を積み上げています。これから達成する日本の環境改善を 初期から体験できるということは、環境とベンチャーに興味がある人にとってこの上ない職場環境であると思います。また、我々は環境に関する専門企業とし て、最高の人材と共に仕事ができる環境を構築しています。コンサルティング会社、シンクタンク、商社、メーカーなど、幅広い業界から有能な人材が同じ理念 のもと集結した、「日本最高の環境事業の専門家集団」であると自負しています。「何のために働くか」「誰と働くか」こそ、皆さんの成長にとって重要なこと ではないでしょうか。

　リサイクルワンの求める人材は、1に同じ理念を持って事業に取り組めること。2に問題解決能力が高いこと。これは知識量というより、地頭の良さという か、頭の使い方のセンスの良さのことです。3にベンチャーマインドがあること。会社の成長においても、自分自身の成長においても高い目標に向かってアク ティブに活動していけるということですね。以上の3つが大きなポイントです。あとは、楽しく仕事ができる、リーダーシップがある、なども大切な要素です が、言い出せばきりがありません・・・（笑）。それくらい一緒に働く人材にはこだわりを持っているということです。

　短期間に成長していきたいという人は、ぜひリサイクルワンの扉をたたいてみてください。お会いできるのを楽しみにしています。

代表取締役　木南陽介