Web 2.0 という言葉は使い方が重要。
Web 2.0 というのは、日本語化する と ”Webが第二版にメジャーバージョンアップした”ということになります。
2.0 というのはバージョン情報をさします。 ソフトウエアの製品開発に関係している人はわかりますが、マイナーバージョンアップは、1.1 とかにありますが、2.0 というのはメジャーバージョンアップという意味です。
オライリーさんのWhat is Web 2.0 で、Web 1.0 と 2.0 のサービスの具体例が出ていますが、これは、 ダブルクリック が以前の主流だったが、 今はAdsense だ ということだけということになります。 各個別サービスで今流行っているものを集めた というであり、それはユーザーからの評価や広告主といった顧客サイドの評価が高いもの ということになります。
前置きが長くなりましたが、 私がよく使う Web 2.0 というのは、 Web 2.0 のネット広告の動向(=最近のネット広告の動向) とか です。 これは単に新世代 といった意味なので、全体のことをさしています。個別のサービスのことではありません。
一方、例えば自社がサービスを開発するときにWeb 2.0的 とか Web 2.0型 というのは使わない方が良いと考えています。
理由は、Web 2.0 つまり、今までとちょっと違うよね? ということはユーザーが決めるものではないかと思うのです。
ちなみに、 Web 2.0的なサービス といいつつも、 それって Web 2.1 だろ という
ものあります。 Adsense を 2.0 とすると、ちょっと改良しては これは Web 2.0の新サービス! といって発表しても、 大してバージョンアップしていない(変わらない)ではないかとなると、 それは Web 2.1 だよね。 という話になろうかと思うのです。
経営の視点から考えると、 Web 1.0 → 2.0 という大きなジャンプ と Web 1.0 →1.1 とか、 Web 2.0 →2.1 と小さなジャンプ なのか という点を理解する必要があります。
次世代ベンチャー企業を目指す!というのであれば、Web 3.0 だ というやがて言われるようなサービスを目指すということでしょう。 ネット広告でれば、Adsense の次のもの ということになります。