「制度設計側が是正すべき一般投資家のリスク過重」って本当か?の続きです。
ジャスダックのインデックスを比較してみましたが、Nasdaqのチャートも比較してみました。
ます、おさらいですが、青線がジャスダック指数、 赤が日経平均です。
そして、下の図は青線がNasdaq指数。 赤線がS&P です。
上記が日米比較です。ジャスダック指数の伸びが際立っています。Nasdaq指数とS&Pは日経平均とジャスダック指数の差ほど大きくない、つまり Nasdaqは新興市場とはよべないとい言われるのはチャートを見るとわかるかと。
Nasdaqの場合のIPOの基準値は、だいたい日本の10倍くらいです。日本では売上10億円 利益1億円という会社でも上場できますが、Nasdaqは単純に10倍とするのがわかりやすいです。 10倍の差はリスクの差でもありますが、 リスクの高い分、日本の新興市場はリターンが高いです。(ただし、最近の調整の局面です)
主要銘柄を比較してみましょう。面白いチャートは下です。青線がNasdaq指数。赤線がGoogle,緑の線がAmazonの株価推移です。
さて、日本のネット関係銘柄を見てみましょう。便宜上 楽天さんとサイバーエージェントさんととってみます。4751の青線がサイバーエージェント、赤線が楽天さん。緑がジャスダック指数です。 株式投資的は、5年前にAmazonを買うより、楽天などを購入してい方が10倍高いリターンである ということになります。しかし、最近2年くらいに関してはGoogleは凄いようね ということがいえますが、Nasdaq全体を見ると大したことがない
最後にここ6ヶ月だけを見ると新興株式投資はライブドアショックなどもあり、大変ではないかという意見があります。高値で買っている人はリスクは高い割りにリターンが低いという構造になっています。 最近6ヶ月のチャートを見るとわかります。青線がインベスコ 店頭・成長株オープン、 赤線がジャスダック指数です。人ぞれぞれ 見方があるかと思いますが、制度設計の問題なのか、 ライブドアなど企業固有の問題なのか、私は後者の方が大きいように思います。