調べてみるといろいろと出てくるものです。 2006年12月20日のIPOしたソースネクスト社の株式譲渡を見ていると、おなじみ?のジャフコさんが登場していました。(目論見書参照)
1 2006年3月28日の株式譲渡
株式譲渡の履歴を見ると、平成16年1月の第三者割当増資の株価18万円を基準に
平成16年7月1日から一株18万円で譲渡が行われています。
2006年3月末の段階でも一株18万円で株式譲渡を行っています。
グッドウィルからジャフコのファンドへの譲渡です。他にも
譲渡がありますが、従業員持株会などの従業員向けや事業会社(オリックス)
などがありましたが、ファンドは1社のみです。 今回はジャフコさんのファンドは
ロックアップがかかっていませんでした。
2 IPOのプライシングや株価推移など
仮条件:20-22万円
公募価格:220,000円
初値:355,000円
株価推移は以下の通りです。 ジャフコさんの投資金額は8500万円程度ですが、ロックアップがかかっていない、そして株式の売買の量も多いことが、短期間に売却したものと推定されます。 2月9日現在 44万円の株価です。 投資金額の3-4倍になっていると推定されます。
3 考察
今回の場合は、
- 16年1月の第三者割当増資から18万円という株価が一定であった。
- 18年3月末のタイミングで株式取得
- ロックアップなし
- 公募価格は22万円 と 18万円よりややアップだが、IPO後は株価が高騰し、売買量も多かった。
などなどを理由で、 1年以内に3-4倍のリターンを実現したと思われる。
株主名を見るとドリームインキュベーターやオリックス、京セラコミュニケーションズなどが
資本参加しているが、 ジャフコさんが取得したい時と株価は同じです。
つまり、最後のタイミングで取得し、1年以内に3-4倍と素晴らしい結果だ。
儲かるときもあるし、損するときもある。 それにしても投資の手口は大変勉強に
なります。