独立してはや半月近くたちました。 現在はベンチャーキャピタリストではなくなりましたが、早くベンチャーキャピタル業界に戻ってきたいと思っています。
独立してコンサルタントの仕事をして感じることは、 「投資すること」 と 「株式を売却すること」ことはベンチャーキャピタル投資の実務の基本であるという点です。 通常の株式市場で取引されている株式は「売り」と「買い」ができるため、当たり前という話なのですが、ベンチャー投資の世界では、投資はしたことがあるが、実際 M&AのEXITの実務を担当したことがない という人が多いと思います。正確には投資先のM&AやIPOというイベントがあったが、深く関与することはあまりない という点です。
ベンチャーキャピタルのビジネスは株式の売買がビジネスです。 「売り」と「買い」をしっかりできて初めて仕事ができるといえます。 「買い」と「売り」において、実務面のスキルは同じです。立場が「セルサイド」か「バイサイド」になるだけです。 この違いが大きい。 一言で言うのは難しいのですが、この実務経験は得がたい経験です。 投資銀行でも「売り」と「買い」の両方の仕事があると思います。 仲介ビジネスと違い、Deal が完了すると手数料が入るわけではないのがベンチャーキャピタルのビジネスです。
私は何社か売却の交渉の経験がありますが、いろいろとよい経験になりました。どうしたら評価される会社になるのか? などです。 投資する際に考えているべきことなのですが、実際は甘かったということです。 この経験が次の投資に生きるわけです。
「売り」に関しては他人から引き継いだ案件でもよいので実際に経験するをお勧めします。