まったく関係のない私から見る ”なるほど”と思う。 新町 社長の退任に関しては、取締役の過半数が署名した ということだったが、 これで取締役会の多数決の論理から行くと、多数派が代表 や 社長を選任できる体制となった。
結局は、
- 新町体制の一掃:3名代表取締役は退任、側近2名も退任。新町社長は会長へ
- 反対派の2名の取締役も退任
- 社長は 中立派の財務出身の人
ということのようだ。 ”痛みわけ”と”中立派”のようだ。 本質的に課題を解決しように思えないと思う。糸山英太郎氏のどういうコメントがあるか楽しみだ。 糸山栄太郎氏の反応を予測すると、「支持しない」ということになると思う。 なぜから、株主価値最大化のための経営体制でははく、政治的な争いの人事であるからだ。 喧嘩両成敗 をしても競争力が高まると思えない。 落としどころはわからなくもないですが・・・。
以下、引用。
日本航空は28日、6月の株主総会後に西松遥取締役(58)が社長兼グループCEO(最高経営責任者)に昇格する人事を固めた。新町敏行社長兼グループ CEO(63)は代表権のない会長に退く。新町社長は経営責任を巡る社内対立が表面化した後も社長続投の意向を表明していたが、混乱収拾には経営陣の刷新 が必要と判断、続投を断念した。西松氏は財務畑が長く、今回の社内対立局面では立場を鮮明にしていなかった。
代表取締役の羽根田勝夫副社長(63)、西塚英和専務(60)も退任する。
新町社長ら代表取締役3人に退陣を求めていた事業子会社、日本航空インターナショナルの役員4人のうち、深田信常務(55)と岸田清常務(57)は担当業務を変更したうえで留任。岸田氏は新たに代表権を持つ。大村裕康取締役(54)と高橋哲夫取締役(55)は退任する。
新町社長の側近として一部から批判されていた安永純雄上席執行役員(60)と金成秀幸執行役員(57)も退任する。
同社は3月2日に中期経営計画を発表する予定。新トップを巡っては外部登用も検討されたが、「中間派」とも言える西松氏の起用で落ち着いた。今回の人事 については、代表取締役3人の退陣を求めて署名活動を展開していた管理職も支持すると見られ、半月余りに及んだ社内混乱はいったんは終息に向かう可能性が 高い。